北東イングランド見聞録 A to Z R;Roundabout

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小型のラウンドアバウト

【慣れると快適な交差点】

今回は、ラウンドアバウトです。

英国の特に田舎道には、信号が非常に少ないです。

多くの交差点は、複数の道路を円形に結んだ「ラウンドアバウト」と言われるものです。日本にはほとんど存在していませんでしたが、5年程前から長野県に導入されている様です。

尤も5年経ってもそれほど普及していないので、日本では余り受けないのでしょう。

何故、これが円形なのかについては、大昔は馬車が主要な移動機関だったので馬車が走りやすい様に丸くなっていると聞きました。

これは、慣れないと非常にとまどいます。前にも書きましたが、いったいどこでどの方向に出ていけばよいのかが、わからないでもたもたしていると、後続車から衝突されそうになります。

ただ、フランスに赴任していた人からは、「英国は皆がルールを守るからマシ。フランスは誰もルールを守らないので、ランドアバウトは本当に大変!」と言われました。

パリの大きなランドアバウトに入ってしまったら、なかなか出られないという話は昔から聞きますが、本当に怖いと思います。

しかしながら、これに慣れると、本当に快適です。

日本でしたら信号機があるべき交差点にも、ランドアバウトのお陰で殆ど信号機がありません。

幹線道路を直進する場合は、大体ノンストップでランドアバウトを通過できますので、田舎道のドライブなどは、このおかげで本当に快適でした。

ただ、私の通勤路にも一か所だけ高難易度のランドアバウトがありましたが、これは後に改良工事が入り、難易度がぐっと下がりました。英国人にとっても難しいランドアバウトだったのでしょう。

ご存知の通り、英国の運転は日本人にとって非常に簡単です。真偽はともかく、日本の免許証があれば、国際免許を取得しなくても大丈夫だと、現地人に言われたこともあります。

但し、このランドアバウトだけは、若干の「慣れ」が必要なので、ご注意下さい。

でも、ランドアバウトでの運転にに慣れた時に、「自分も英国に慣じんだなー」と心から感じると思いますよ。