北東イングランド見聞録 A to Z Q;Queen①
Qを飛ばしていました。
【女王陛下はタフ】
今回は、エリザベス女王について書きたいと思います。
我々世代には、エリザベス女王とダイアナ妃の対立という記憶が刷り込織まれており、昔は若干悪役的な感じもありました。
当時、80年代から30・40年も経ち、あの歳で未だ頑張っているのを見ると、やはり「凄い」という気持ちが沸いて来ます。
私の赴任後半年の2011年には、ロイヤルウェディング。その翌年は、エリザベス女王のダイヤモンドジュビリーの年でした。
女王の在位60周年という事で、彼女にフォーカスが当たり、ダイアナ妃との関係を描いたテレビプログラムも放送されました。
ダイヤモンドジュビリーの記念パレードの当日は、確か小雨日和で肌寒かったと覚えていますが、女王は最後までキリっとした姿でパレードに臨まれました。
可哀そうなのは、ご主人のフィリップ殿下で、小雨の中一緒に立ちずくめだったためでしょうか、パレードの後に体調を崩して入院してしまいました。
また、2012年はロンドンオリンピックの年でもありました。7月末に開会式があったのですが、オープニングは007と女王が飛行機からダイビングするというものでした。
当然、ビデオの途中からはスタントマンが演じたのですが、やはり、英国の最大のスターという事でしょう。
また、昨今はブレグジットで揺れている英国ですが、折に触れてブレグジットに対する女王の考えを引き出そうとする勢力もある様で、依然として国民に対して大きな影響力を持っている様です。
彼女の次は、チャールズ皇太子が国王になる訳ですが、既に71歳。史上最高齢で国王に就任することになりそうです。
日本でもそうですが、ダイアナ妃の件以来、チャールズ皇太子の人気は今一の上、カミラ夫人のイメージ・人気も良いとは言い難い状況です。
エリザベス女王が高齢にめげず頑張っている理由の一つはそこにあるのかもしれませんね。