北東イングランド見聞録 A to Z E②；Egg
Egg：卵ですが、温泉と並んで英国滞在者が恋しくなるものです。
【生で食すると死ぬらしい】
勿論、英国にもスクランブルエッグ等、卵料理はたくさんあります。が、『卵を生で食べると大変なことになる！下手すると死んでしまうかも！！』というのが、英国一般人の理解です。サルモネラ菌の危険性を知っているからでしょう。
従って、『卵掛けご飯なんてありえない』訳ですし、「納豆に生卵」も無しです。
私の場合は、「医者に行かない・病気にならない」と決めていましたので、生卵は我慢していましたが、他の日本人出向者は卵掛けご飯を普通に食べていましたので、周囲の人間が心配していました（でも、彼が入院したという話は聞きません）。
また、近所の大きなスーパーtescoに行くと、鮮魚コーナーに生のマグロがデンと売っていました。これも生卵同様、「決して刺身で食べるな！」と周囲の英人や日本人から言われていましたが、食べても問題なさそうに見えます。担当者に、「生で食べても大丈夫？」と聞くと、「勿論！」との事。早速、買おうかと思いましたが、念のために「君はマグロを生で食べたことがあるのか？」と聞いたところ、「無いですよ！」との答えでした。当然、購入を諦めました。
和食のお店はニューカスルに行けば有りましたがお値段が高いので、生のマグロを食べるチャンスは、前述の「My Shanghai」の寿司タイムのみでした。寿司が出てくると、私が何個も取ってしまうので、他のお客さんからは不評を買っていた様ですがー
他に、回転すし屋さんも結構な数ありましたが、これも高価な事等の理由で、殆ど行きませんでした。
【キッコーマンは日本代表】
ついでに書きますと、刺身と言えば醤油ですね。これは、キッコーマンが席巻していました。どのスーパーの棚にも、例の醤油の小瓶と、減塩醤油が置いてありました。当然、味も普通の醤油でしたので、本当に助かりました。噂によると、他の会社の日本人出向者で、外出時に醤油を持ち歩いている人がいるという噂までありました。眉唾ですが、気持ちは分かります。
更についでに書きますと、めんつゆも非常に役に立ちました。普通に麺つゆとして使ったり、スーパーの売れ残りのカレイで煮魚を作る時には、麺つゆにチューブ入り生姜を混ぜた煮汁を作っていました。結構美味しいですよ。
後は、生で食べたと言うと、豆腐でしょうか。「Morinaga」という、多分森永さんとは関係ないメーカーのジュース用のパックに入った豆腐に醤油をかけて食べていました。
