北東イングランド見聞録 A to Z G②;Garden

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若干凝りすぎ

【お庭を綺麗にしないと叱られます】

英国と言えば、庭園、庭が有名ですね。

出向者で一軒家を借りていた人がいましたが、庭の手入れを怠っていると、「お宅のせいで近所にある自宅の評価が下がるから、ちゃんと手入れしてっ!」と怒られたそうです。

そこは、ニューカスルの高級住宅街で、庭にはハリネズミも出没する、緑多き庭なのですがー

兎に角、英国人は入手した自宅を「仕上げる」ことに熱心です。TVでも「何とかかんとかグランドデザイン」という番組が結構あります。最初は農地改良か何かと考えていましたが、日本で言えば「ビフォア&アフター」です(というか、英国の番組が本家ですよね?)。

但しこっちの方は、『XX千ポンドで購入した自宅に、この番組でZZ千ポンドかけてリフォームしたら、YY千ポンドの価値に上がった!』という内容です。なんだ、英国人の大好きな投資の番組じゃないか。という塩梅です。従って、自宅の価値を下げる振る舞いは断じて許されないのでしょう。

そんな、きれいなお庭ですが、日本の様に家庭菜園をやっているというのは、見たことがありません。そもそも、寒さが厳しいので作物が育ちにくいのか、農作業が嫌いなのかー

【都民農園で馬を飼う?】

その代わりと言っては何ですが、出向先の工場の裏にただっ広い「都民農園」的なものがありました。そこで、農作物を作っていたのかは知りませんが、時々そこの出入り口から馬が出てきてます。馬はかわいい女の子を乗せたまま、工場敷地内を進んで、表の通りに散歩に出かけるのを見かけました。

あれはいったいどういうシステムになっているのでしょうか。

 【有難う、Mr.モイスト】

なお、ニューカスルからは遠く離れ、まあまの住宅地に建つ3階建ての我が家にも、木の塀で囲まれた狭い庭があり、芝生が植えられていました。隣からもどこからも中の様子が見えないので、誰からも文句は来ません。当然、ノーケアです。

見かねた地主(肉屋によると、「チェスター・リー1番の大金持ち」)が、「Toshi,俺が何かのついでに芝生を刈っておくから」と言って、手入れしてくれていました。ここらの人たちは本当にやさしいんですよね。