北東イングランド見聞録 A to Z K③;KFC

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【長期出張者に人気】

・KFC、言わずと知れた『ケンタッキーフライドチキン』です。

何故かは分かりませんが、本社からの長期出張者に「どこに食べに行きたい?」と尋ねると、結構な確率で「ケンタ!」と言います。

また、当時の米人社長もほぼ毎日、夕食はここで済ませていた様です。

英国にも他のフライドチキンのお店は有りますが、自分が知っている味となると、やはりケンタしか無いのでしょう。

また、日本の様にコンビニで美味しいチキンや軽食が入手できないのも、理由の一つでしょう。

【英語でオーダーできませんでした】

・私の場合は、セットではなくチキン単品が食べたいので、「**2ピース、プリーズ」と注文するのですが、2セット来てしまいます。

初めての時は、「私はこれではなく、チキンフライだけを2本注文した!」とクレームをつけ、変えてもらいました。暫くして再度同じ注文をしましたが、前回と同じ結果でしたので、仕方なく2セットも食べました。

ファストフード店の日英の違い】

・マックやケンタ等の全てのお店とは言いませんが、多くの店は日本人の感覚だと、「汚い」です。食べた後の紙やプラスティックを床に捨てる人もいる様でした。

・こうしたファストフード店で食べ終わった時は、日本人の場合はきちんと所定のゴミ箱とトレイ置場に片づけます。しかしながら、英国人の多くはテーブルの上に置いたままで帰ります。

【何で綺麗にしない?】

ファストフード店の件とは全く関係ないかもしれませんが、こんな経験をしました。

私が英国子会社に赴任早々、他社の米国子会社の好事例を現地管理職に説明しました。

その会社も毎年赤字を垂れ流していたのですが、本社の徹底的な指導等で黒字会社に生き返ったのです。対策の一つが、管理職による工場内の清掃でした。これは、日本の会社のV字回復の対策としても、紹介される方策です。

ところが、英国人は全員「No!」でした。

その理由を尋ねると、「私たちは、清掃をするためにここで働いている訳ではない。清掃は担当の業者に任せるべきだ!」との事でした。言われてみると、仰る通りなんですが、「米国でもそうやって会社を建て直したのだから、一度やってみれば?」とは着任早々でもあったので、言えませんでした。

ファストフード店の英国人の振舞も、これに共通するものがあるかもしれませんね。