北東イングランド見聞録 A to Z C③;China
【中国人旅行者】
・私が英国に滞在した2011年~2013年の間に、中国人旅行者は非常に増えたと感じました。
例えば、空港内の免税店のロレックス等の高級店には、11年は中国人のお客さんが多いなと感じましたが、13年にはお客さんもお店のスタッフも中国人(多分)というケースが多くなりました。
また、近くに住みながらめったに行く機会のなかった、エジンバラですが、昔ながらのカシミア製品のお土産物屋が多く存在増していました。
赴任直後は、年に数回は訪れていたのですが、13年に久しぶりに行って驚きました。ここも、スタッフもお客さんも中国人で溢れていました。
また、赴任の最後に英国横断旅行をした時も、旅行客がめったに行かないようなへき地(?)にまで、中国人の大型バスが乗り入れており、驚きました。
【英国内の中国】
・英国には多くの中国系住民が居ます。また、どんな小さな街にも中華料理店若しくは、弁当屋さんがあります。それに加えて、他の章でも書きましたが、多くの「留学生」が滞在しており、街なかでも見かける機会が多いです。
・また、従来からの住人には香港系の方も多い様で、南アジア系等の移民と比較して「英国人」の意識が高く、所得水準も低くないです。
ロンドンオリンピックの前年にロンドンや、グラスゴーと言った大都会で起きた暴動は、イングランド北部の都市では発生しなかったのですが、その理由は、大都会に多い南アジア系の移民が北部にはほとんどいないことが挙げられます。
インド系や中国系の移民は比較的豊かで、治安も良好です。
【香港情勢の影響】
・中国の介入による香港の混乱ですが、英国の中国系の方にも少なからず影響がある様です。香港の状況を憂いて、英国への移住や進学を目指す動きも出ている様です。
但し、ブレグジット後の英国の混乱の可能性もあることから、香港系英国人の方々の不安はなかなか晴れないと思われます。