北東イングランド見聞録 A to Z Q②;Queen②

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【ロックのQueen

今回はロックのQueenです。

正直、私の英国滞在中は既に過去のグループでした。まさか、その後に伝記もどき映画で大脚光を浴びることになろうとは、全く予想できませんでした。

我々団塊の次の世代が、洋楽に興味を持った時には、既にビートルズは解散してましたという感じで、すごい勢いで大スターが誕生するのを目のあたりにはできませんでした。

一方で、日本経済はバブルに向かって一直線に成長し、所謂『外タレ』(外国人タレントの意味です)ブームが起きていました。

そんな中、突如日本で爆発的に人気が出たのがクイーンでした。彼らは、演奏良し、ルックス良し(?)かつ親日家という事で、女の子を中心に絶大な人気を博しました。まあ、当時からフレディマーキュリーがホモ(昔は「ゲイ」と言わずに、「ホモ」と言っていました)だという噂は出ていましたが、ミュージックライフ等の音楽誌では、本人が『とんでもない噂だ。絶対にそんなことは無いから、日本のファンの皆さんは信じてほしい』という内容のインタビューが掲載されていました。

そんな人気者のクイーンでしたが、男性のロックファンで「クイーン一押し」という人は、周囲にはいなかった気がします。「一寸、アイドル的な感じが今一なんだよね」という思いだったのでしょう。

【ニューカスルは大物のコンサートが目白押し?】

そんなQueenに限らず、英国には大物ミュージシャン、外タレが沢山います。私のご近所のニューカスルはそこそこの都会なので、生で見られるだろうと期待していました。

赴任直後のある日、ニューカスルの街を歩いていると、有名どころのミュージシャンのコンサートのポスターがずらりと貼ってあります。「流石、本場だ!どれから見に行こうか」と近寄って凝視しましたが、あの大スターにしては、ポスターがちゃっちです。また、ミュージションの名前の横に、『トリビュート』とかなんとか書いてあります。

そうなんです、これらは全て「なんちゃってビートルズ」的なバンドのコンサートなんです。

実際、私の滞在中には、ニューカスルに大物ミュージシャンは数えるほどしか公演していません。多分、東京よりも公演数は少ないと思います。

その代わり、なんちゃってミュージシャンのコンサートは何時でも、何処でも観られます。私は一回も行きませんでしたが、ご興味のある方は、是非トライしてみてください。