北東イングランド見聞録 A to Z A③;Antique

今回は、英国と言えばアンティークです。

兎に角、古いものは売るほどある国なので、そこら中に溢れています。

赴任直後は、週末にチャリティショップへ出かけては、古いボーンチャイナの食器を買ってました。

また、古い銀食器専門のお店もあり、大きなフォークが500円程度で買えたりするので、これもバンバン買っていました。

結果、食器類を山の様に(一寸、オーバーですね)日本に持ち帰り、食器棚の中に保管して殆ど出番がない状況です。

私が買ったこうした雑貨は、大して値打ちがある訳ではないのですが、時には宝くじ的な『お宝』がお店の片隅で眠っている場合もあります。こうした『お宝』を見つけたと信じる素人が、玄人に評価してもらう番組が、BBCの『アンティークロードショー』です。

日本で言うと、『お宝鑑定団』ですね。というか、東テレがモロ真似ている訳ですが、タイトル通り、毎週色々な地域にロケをして、『自慢の逸品』を鑑定する訳です。

勿論、「先祖から引き継いだモノ」もありますが、「XXで買ったがお値打ちではないか?」というパターンも多いです。

後者の場合、以前は所謂マーケットやフリマでの購入が多かった様ですが、最近はチャリティショップでの購入のパターンが多いですね。私も、アンティークではありませんが、グローブトロッターという英国製の有名なトランクをたった5ポンド、750円で購入しました(その後、取っ手が壊れてしまいましたが)。

また、2年半の英国滞在の私が、何故この番組の過去の状況を知っているかと言いますと、BBC以外のチャンネルで繰り返し放送しているからです。

後程、『TV』の項でご説明しますが、英国も多チャンネル時代になっており、他社番組の再放送を延々と流している放送局もあります。そういう状況なので、BBCの人気番組は毎日見ることが出来る訳です。

なお、意外だったのは、当時既に日本では大人気だった米国の、『ファイヤーキング』が殆ど知られていなかった点です。私の近所では全く見かけませんでしたし、EBAYでも驚くほどの安値で出ていました。