北東イングランド見聞録 A to Z F;Flat
今回は住居についてです。
【英国式テラスハウス】
私の住んでいたチェスターリーには、所謂「アパート」や「マンション」はありませんでしたが、近くの都市であるニューカスルにはそれらしき建物がありました。
これらは、「フラット」と呼ばれ、部屋の前の通りには公道にもかかわらず、専用の駐車区画があります。これは市から安く賃借し、「Residence」と表示されています。
私はチェスターリーで、テラスハウスの新築物件を探しました。街の不動産屋を廻り、街の役場や警察署の向かいの新築物件を見つけ、3槽のテラスハウスに住んでいました。
1階がリビングで、2階と3階がベッドルームでしたが、一人暮らしなので3階は2年間で数回しか使いませんでした。また、家の裏には小さな庭がありましたが、面倒なので手入れは一切しません。大家さんが見かねて、草刈りをやってくれました。
【家は金融財産】
ニューカスルの住宅街に住んでいた出向者は、少しでも庭の手入れをサボると近所から、「ここら辺の住宅価値が下がるので、綺麗にしてほしい」と言われたそうです。
最後に、不動産価格についてですが、高いと感じました。ニューカスルは日本ですと仙台という感じですが、「億ション」も普通でした。従って、小金持ちは、不動産投資をやっており、若い人は貯金して自分の家を購入します。が、貧しい移民はそのサイクルに乗れません。これが、ロンドン五輪前の暴動の一因になったと言われています。