北東イングランド見聞録 A to Z N②;National Trust

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古い会員ハンドブック

 

【ナショナルトラストとは?】

多分、皆さまご存知のナショナルトラストですが、観光地に行くとよく看板やプレートを見かけますが、そこそこの街にはショップがあります。

ナショナルトラストとは何ぞや?という問いへの回答としては、『守り続けるべき自然資源(環境)を買い取って保護している団体。』というところでしょうか。

これに更に、建築物が対象として加わりますので、我がジョンレノンの育った家もここが買い取っていますし、リバプールにはビートルズ関連のナショナルトラストを訪れる、『マジカル何とかツアー』というバスも走っていました。

ここの会員になると、こうした料金が割引されますが、私の場合は旅行する機会が殆どなかったので、加入しませんでした。リバプールに行ったときは、ビートルズのメンバーの実家に入れず、ここの会員だったらよかったのにと、後悔しました。

【麗しの湖水地方

さて、ナショナルトラストの発祥の地と言えば、湖水地方です。ここの牧師さんが創始者のひとりで、湖水地方の自然を守るために立ち上げたというストーリーがあります。

また、湖水地方と言えば、ピーターラビットとその作者のポーターさんが思い浮かびます。彼女は生前湖水地方を愛して沢山の絵本を書き、死後には広大な土地をナショナルトラストに寄付したのは有名なお話です。

私は妻と湖水地方に旅行しました。住んでいる場所から真西に進めばよいので、車でも大した旅行ではありませんでしたが、ま~あ良い所ですね。会社の英人がわざわざ「自然を楽しみに」週末通う理由が分かりました。ちなみに、彼らの多くは、週末旅行の為に、自家用車の後ろに小さな小屋を引っかけて運びます。時には、マーチが引っ張っているところも見かけましたが、後続車にとっては邪魔なんですよね。

我々が湖水地方を訪れたのは、丁度5月の連休中でしたので、日本人観光客も大勢いました。したがって、彼らの後に付いていけば、名所を巡れるので楽でした。

当然、ポーターさんの家にも訪れましたが、2階建ての質素というか、貧弱な家で、屋根がとても低かったのが印象的でした。多分、お金は死後に寄付した土地の購入に回していたのでしょう。この後訪れたシェークスピアの生家とはずいぶん違ってました。

皆さんも英国を旅行するチャンスがあれば、事前にナショナルトラスト情報(訪問客数ベスト10等)を参考にされては如何でしょうか。