北東イングランド見聞録 A to Z M③;英国Music事情

【音楽】

・「音楽」と言っても、幅が広いですね。

私が育った時代は、レコードの時代でしたが、それがCDに移行し、現在はインターネットの時代に変わりました。

この流れは日本も英国も同じですが、「日本人の(小さな)モノ好き」は際立っており、その為にCDが残っている状況です。一方、滞在中の最大級の出来事として、英国HMVの倒産があります。大きなモール街には必ずHMVの店舗がある状況でしたが、CDが売れない等で、2013年に倒産しました。

HMVの倒産】

倒産時にはお決まりの倒産セールがありましたが、元々レコードはあまり扱っていませんでしたので、私はビートルズの12枚セットを2セット購入したのみでした。同じものを買った理由は、「2枚目は1枚目と同額以下なら無料」というキャンペーンに乗ったからです。帰国すると、日本のHMVは健在で、しかも同社のレコード専門店も増えているという不思議な状況です。

BBCの音楽番組】

BBCは兎に角、多くのチャンネルを持っていますので、サブのチャンネルで結構音楽番組を放映しています。

一番驚いたのは、夏に隔年(?)で開催される野外フェスティバルを長時間放映していることです。「グランストンベリー・フェスティバル」は世界最大規模のロックフェスティバルとして有名ですが、BBCが2022年まで独占放送権を持っており、6月末の開催時期には、ラジオやテレビでこのフェスを放送しまくっています。

・テレビのBBC 2では、ビートルズストーンズの古いライブも時々やっており、年間2万円の聴取料金も納得できます。

【無料CD】

・マーケットでは、粗末な紙のジャケットに入ったCDが、50円~150円程度で売られていますが、よく見るとジャケットには新聞や雑誌の名前が刷っています。

これは、新聞等におまけとして付いてくる、無料のCDです。もちろん、音は出ますが、ちょっと古いものは、音楽CDとPC用CDの合体版の様なものがあり、PC部分は見られなかったりします。

まあ、コーヒー1杯よりも安いので、私も何枚かは買って、車の中で聞いていました。

【ミュージカルやコンサート】

・ミュージカルといえば、ロンドンが有名ですが、ニューカスルでは余り上演しておらず、地元では全く観たことがありません。

・コンサートについては、フットボール場で「経験」したのが、ブルーススプリングスティーンのスタジアムコンサートでした。ただし、地元では東京よりも大物ミュージシャンのコンサートは少なかったです。それでも、当時ミセスに大うけだった、マイケルブブレが、クリケット場で演奏したりしていました。