北東イングランド見聞録 A to Z V②;Voltage
【240Vの威力】
英国の電圧は240Vもあります。日本の100V、米国の115V、中国・ヨーロッパ大陸の200Vに比べて、一番高くなっています。
その威力が一番はっきりしているのが、電気ポットです。水を入れてスイッチを入れると、直ぐにぐらぐらと煮立ってきます。また、アンプの音も違っている気がします。私のオーディオ器具はスコットランド製で、電源は100V~240V対応なのですが、英国と日本で明らかに迫力が違います。
日本のサービス担当者には、「100Vも240Vも音は同じ、影響はない」と言われましたが、アンプから出てくる音は絶対に違っており、240Vの方が迫力があます。また、レコードプレーヤーも240Vの方が力強く(「トルクが太い」と言います)回転していました。
【日本に持ち帰りました】
この音を日本に持ち帰ろうと、オーディオ一式とコンセントケーブルを持ち帰りました。また家の建て替えに伴い、エアコン用の200Vコンセントを増設し、これとコンセントケーブルを繋げようとしましたが、形状違いでNG。また、こうした電源関連の改造は規制が厳しく、今の所100Vで我慢しています。
また、日本のオーディオメーカーのサービスセンターでは、「100Vと240V以外は保障しない」と、営業担当から聞いた情報とは異なる対応であり、240V環境構築は難しそうです。
【プラグの形状】
プラグの形状も日本とは異なり、ピンが2本+真ん中にプラスチックの棒が付いています。従って日本とは異なり、極性を合わせるのがとても簡単でした。
日本のプラグには真ん中の棒が無いので、極性を見分けるのが非常に困難です。また、どう考えても、日本の100Vは低すぎるのですが、今更プラグの形状や電圧を変更する訳にはいかないでしょうから、しばらく我慢するしかないですよね。