北東イングランド見聞録 A to Z L②;London

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【車乗り入れ税】

ロンドンへは、仕事で1回、観光で2回行きました。仕事は車で行き、観光は自家用車で行きました。

自家用車でロンドンの中心エリアに乗り入れる場合は、「コンジェスチョンチャージ」という税金が必要です。1日当たり10ポンドにもなるのですが、ぎりぎり中心エリア外の大きな駐車場には、この税金よりも若干安い1日単位の駐車料金が設定されています。

私が初めてロンドンに乗り入れた時は、ホテルのそばの駐車場を利用し、そこで税金を支払いました。ご存知でしょうが、ロンドンには無数の監視カメラが設置されているので、この税金逃れは当時でも「無理」と言われていました。

【ロンドンに行ってみて】

ロンドンに行くことを会社の仲間に話すと、皆が、「あそこはろくでも無い所だ。生活費はここいらの3倍はするし、嫌な奴ばかりが住んでいるぞ」と言います。

私の感想としては、近所の人ほど親切ではないかもしれませんが、幸運にも「嫌な奴」には出会いませんでした。

最初のロンドンは、オリンピック前の5月の連休時の妻との観光でしたが、まず大英博物館とミュージカルを楽しみました。大英博物館は兎に角、大きすぎます。また、巨大な展示物(=主に旧植民地からの戦利品)がこれでもかと飾ってあります。誰かが言ってましたが、「アフリカから巨大な建築物を、フランスが持ち帰ろうとしたが、結局は諦めてしまった。英国はこれを何とか母国に持ち帰ったので、こんなに巨大な展示物を獲得できた。」この執念と眼力が、ビートルズ以外は偉大な芸術家がいないと言われる、英国人の芸術コレクションの神髄なのでしょう。

現地で切符を購入し、『オペラ座の怪人』を見ました。客席の頭上に大きなシャンデリアが飾ってあり、舞台装置も、歌も、内容を十分に理解していなくてもその素晴らしさは理解できました。

ホテルはクリーンで、朝食が美味しかったです。また、何故か従業員はインド人ばかりでしたが、資本の関係なのでしょうか? ホテルのお風呂場には、アヒルのおもちゃが置いてありますが、これにはホテルの名前が書いてあります。お持ち帰りOKだろうと自分で判断し持ち帰りました。今は寝室に大英博物館のアヒルと並んで飾ってあります。

ロンドンには、インド人や南アジア系の人が多いと感じました。地域によっては、スラム的な街もある様ですが、オリンピック前の騒動の跡は見ませんでした。

ロンドンには、大英美術館の他にバッキンガム宮殿、ロンドン橋、グリニッジ天文台、ビッグベン、ロンドンヤードや、ロンドンアイ等見るべき物がたくさんありますが、私たちは半日見物のコースを事前に予約し、バスで楽しみました。

何時かロンドンをゆっくりと見物したいですね。